ゲームの楽しさが何であるかということについては過去に多くが語られ、そして誰もが納得出来る答えをしている場面は未だ見受けられないという現実があります。頻繁に見かける回答としては、ある固有のゲームタイトルにおいて突出して感じられる何らかの感情・感覚を取り上げ、「それこそがゲームの楽しみである」と論ずる場面です。もちろん、一つの固有ゲームタイトルにゲーム全般の遊び要素が含まれているということは少ないので、他のゲームタイトルを例に出して反論されるというのが恒例の行事のようにさえなっています。
では、ゲーム含まれる、いわゆる「楽しみの要素」が一つでは無いのだとしたら、それはどういったものがあるのか、探すこととしましょう。私個人がこれまでに体験したことのあるゲームから感じられた感情・感覚や楽しみの要素としては以下が挙げられます。
- 生理/本能系
- 暴力(violence)
- 性(sex)
- スピード感(speed)
- 恐怖感(horror)
- 緊張感(thrill)
- 雰囲気系
- 畏怖感(awe)
- 哀愁不安感(nostalgia)
- 気味悪さ(creepy)
- 没入感(immersion)
- 臨場感(real)
- 爽快感(effects)
- 酩酊系
- リズム感(rhythm)
- グルーブ感(groove)
- 達成感/完了感(done)
- 知性系
- 観察(observe)
- 発見(discover)
- 冒険(adventure)
- 戦略(strategy)
- 資源管理(resource management)
- パズル(pazzle)
- 創造(create)
- カタルシス(catharsis)
- 自我系
- 成長感(grow)
- アバター/部屋などのカスタマイズ(arrange)
- 世話(care)
- 社会系
- 優越感(superiority)
- 自尊心(esteem)
- 支配感(control)
- 情操系
- 悲哀感(miserable)
- 友情/仲間(friends)
- 愛情/恋(love)
- 自己実現感(success)
- 正義感(justice)
上記のうち、筆者が関心を得ている要素について、今後このブログで詳しく扱っていきたいと考えています。